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【初級者編】7.プッシュアウェイ

プッシュアウェイとは・・・利き手と同じ方の足を前に踏み出しながら、ボールを前方へ送り出す動作のこと。「アドレス」のページでも触れましたが、投球フォーム全体の中で重要な役割を持っています。

プッシュアウェイ(1歩目:右足)の基本動作

  • 【全体の動き】
    ボールの重さを利用しながら、ボールを持っている方の足を前方に踏み出すタイミングと同じタイミングでボールを前方に押し出します。つまり、手だけが先行したり足だけが先行したりせずに「足(下半身)の動きに手を連動」させます。
  • 【ステップワーク】
    ◇この1歩目は最後の蹴り足へとつながるステップです。最後のステップを力強くするために、足もただ出すのでなくボールの重さを感じながら体の重心を移動させ(常に体幹でボールの重さを感じられるように)力強くステップします。プッシュアゥエイ終了時点で、右足にボールの重さ(と身体の重さ)が乗っていること。
    ◇重心移動がうまくいかない場合は、1歩目をかかとから着床させ、かかと→足の真ん中→つま先と順に踏むことで体重が乗り踏み込みが強くなります。
    ◇1歩目の動作が早いと全体的なタイミングも早くなり、結果として投げ急ぎ状態になって手遅れにもならなくなってしまいます。
    ◇プッシュアゥエイから始まる助走動作ですが、この後のすべてのステップにおいて目標スパットに向かって「斜行したり半円を描くようなルートでなく」「真っ直ぐに」歩くことが基本となります。
  • 【腕の動き】
    ◇アドレスの時と同様に、利き手で無い方の手でボールの重さを支え、利き手は殆ど力を入れないリラックスした状態を維持すること。
    ◇ボールを構えた位置から真っ直ぐ前方に(上下左右にブレないように)押し出し、肘が伸びきったところで自然と左手がボールから離れますので、その時がプッシュアゥエイの最終点となり、次のダウンスイングに入ります。
    ◇進行方向に対して両肩のラインが正対していた状態を崩さないように、右肩が前方に動かないようにします。

プッシュアウェイにおけるオプション

  • ボールを振り子運動で動かすため、最初のスタート位置(プッシュアウェイ終了時)のボールの高さが高いほど位置エネルギーが高くなり、ボールのスピードが増します。
    ボールを高くプッシュアゥエイする独特のフォームの大山由里香プロのフォームを紹介します。
  • 上記とは正反対となりますが、ボールのスピードを上げたい場合に、ボール位置を低くして1歩目を短く・早くすることで助走スピードをあげてボールのスピードをあげる、という方法もあります。逆に落としたい時には高く構えることで大きなプッシュアゥエイが必要になり、長くゆっくりとした1歩目となり、円弧も長くなる分ステップが遅くなりボールのスピードが落ちる、というものです。(ローダウンリリースに限った話 ? なのかもしれません)
  • プッシュアゥエイの動き出しのタイミングはその後の投球動作のすべてに関わってくる重要なポイントです。ですので、このタイミングをうまく図るために、①最初の1歩の前に蛇足の1歩をつけて5歩助走にする(あまり歩幅は大きくとらない)、②膝を少し曲げて重心を低くする(Pリーグ岩見彩乃選手=それを意図しているのかどうかは知りませんが・・・)、③脇をポンと叩く・・・等々スムーズな出だしをするためのタイミング取りの方法があります。
  • 速いボールを投げるのに、ボールの位置エネルギーを利用する話をしましたが、もう1つ「助走スピードをあげることでボールを加速しスピードを上げる」という方法もあります。ある程度の基本フォームが身についてからの話になりますが、手と足は連動して動きますので、「助走スピードを上げる→足を早く動かす→腕を早く動かす」ことから、最初のプッシュアゥエイのタイミングを早くすることで連動する足(助走)スピードがあがり、ボールスピードを上げることができるようになります。
  • 練習でのオプションになりますが、靴ひもをゆったりと結んでユルユルに履いた状態で投げます。そうすることで、しっかりとステップしないと脱げてしまうためステップの練習になります。ただ、緩すぎてもダメです。
  • ボールの回転(曲げ)が足りない時は、プッシュアゥエイで少し身体の外方向(右利きであれば右方向)に押し出す(スイングを細長い8の字型にする)。
  • 投球動作を通して「脇が開いてしまっている」ことの矯正方法の1つとして、プッシュアゥエイで右手をまっすぐ前方に出すのでなく、少し体の内側に向かって出すことで脇の締まったダウンスイングとなり、その脇がしまった状態を維持することで改善します。また、タオルなどを脇に挟みながら投球する練習も効果があります。
  • ボールを前に押し出す際に、スイングの軌道が上下左右にぶれる等の問題が発生してしまう場合、アドレスでボールを高めの位置に構えてそのまま下に下ろすようなイメージのプッシュアゥエイ(プッシュダウン)を採用するのも1つの方法です。
  • プッシュアゥエイの終点で右足に体重とボールの重さをかけることの練習方法として、最初の構えをプッシュアゥエイ終了時点の姿勢(右手・右足で支えている状態)からスタートします。
  • ステップが意図せず外(右側)へ流れていく時は、最初のアドレス時に両足を平行に揃えずに1歩目のつま先を少し内側にしてみる。
  • 手のひらにあったボールの重心をプッシュアゥエイ動作中にフィンガー側に移動させる。

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