フォワードスイングとは・・・バックスイングで後方最高到達点に来たボールが、再びボールの重さを使って肩を中心として降りてくる動作のこと。
フォワードスイング(4歩目:左足)の基本動作
- バックスイングで最高到達点に達したボールを、(一瞬のタメを作ったあと)自然な振り子運動となるように身体のラインに沿って、進行方向(通常はレーンや板目と平行)に対して平行に下ろしてきます。
- ボールのスピードを増やそうとして腕に力をいれてしまうと、ボールを振り回すようになってしまい、コントロールが定まらなくなります。
- 手のひらはボールの後ろにある状態を維持します(この後のリリースの時もボールを後ろから押し出すスメージ)。手のひらとヒジの内側が進行方向にまっすぐ正対させます。
- 脇が開かないように注意しましょう。太ももをこするくらいのつもりでスローしたり、脇にタオルなどを挟んで練習するとよいです。
- 手首を返さない(ブロークンリスト)ように注意しましょう。
- これまでの3歩と異なり最後の1歩は、助走動作でついたボールの勢いを殺さないために、反対の足で強く蹴りだしながら、最後のステップを「歩く」というよりも「滑らせる(スライドさせる)」ようにします。
- 蹴りだす方の足(右)のつま先は外側に向いてしまうと腰が開くため、まっすぐ正面を向いた状態で蹴り出せるようにします。
- スライドする足(左)は進行方向につま先が向くようにしつつ、インステップするようにするとよいでしょう。難しいようであれば真っ直ぐ出しても構いませんが、身体の外に出さないように注意しましょう。
- つったってしまうとボールがドンッと落ちてしまうロフトボールになってしまいます。スライドした足の方の膝を曲げて(膝がつま先よりも少し出ているくらい)重心を低くします。
- ダウンスイング開始時から腰の上下の高さを一定に保つことで、重心を腰の位置に維持してフィニッシュで前方に突っ込まないようにします。
フォワードスイングにおけるオプション
- フォワードスイングが長くなる(=ボールを長く押している・持っている)ようにすると、リリースの時間が長くなるため、レーンコンディションへの対応などに幅が持たせられるようになります。
- 4歩目を出す際の3歩目の蹴りだしが滑るアプローチコンディションの場合は、最初の立ち位置を少し前にして歩幅を小さくするとよいです。
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