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【初級者編】1.用語集(3)~様々なボウリングの競技方法
【初級者編】1.用語集(3)~様々なボウリングの競技方法
1.競技するレーンの使い方によって
- アメリカン方式 (アメリカン)
- ボールリターンを挟んだ両隣の2つのレーンをフレーム毎に交互に投球すること。レーンごとにレーンコンディションが変わるため、公平性を保つために各種大会や競技階ではこの方式で行われることが多いです。投げる回数がおよそ半分になるため、レーンコンディションが変化しにくいという面もありますが、レーンコンディションを2レーン分読み切る必要があるため難しさもあるのが特徴です。「(最後の「ン」をとって)アメリカ方式」と呼ばれたり、2つのレーンを使用することから「デュアルレーン方式」と呼ばれることもあります。
- シングルレーン方式 (シングル)
- 「ヨーロピアン方式」を参照ください。
- デュアルレーン方式
- 「アメリカン方式」を参照ください。
- ヨーロピアン方式 (ヨーロピアン、ヨーロッパ方式)
- ゲームを通して1つのレーンを使用して投げること。1レーンのみを使うことから「シングルレーン方式」とも呼ばれます。また、「ヨーロッパ方式」と表記される場合もあります。
2.ボウリングで各種リーグ戦や競技会・大会等に出てくる用語集
- 後投げ
- 各ボウリング場で行われている「リーグ戦」は通常、毎週○曜日の○時スタートのようにスケジューリングされていますが、参加者の都合(他の予定が入っている等)によって参加出来ない場合があります。そのような場合の救済措置として、リーグのあった後日に当該分のリーグ戦分の投球を行っておくことです。ただ、各リーグによって回数に制限があったり、スコアにかかわらず負け扱いとなったり、といった制限がある場合があります。
- アンカーマン
- チーム戦による対戦方式の場合の、各チーム最終投球者のこと。
- エリミネーター方式
- シュートアウトの1方式で、決勝進出者5名の場合、
1回戦 5名中3名が次ラウンドへ進出
2回戦 3名中2名が決勝進出
決勝戦 というような試合形式のこと。採用する大会はあまり多くはないようです。 - オン・ア・リム
- チーム戦の場合に、他のチームメンバー全員がストライクを決めたときのアンカーマンの状態のこと。
- オール・エベント
- チーム戦・個人戦・ダブルス戦を各3ゲームの合計9ゲームでのトータルスコアのこと。試合の上位者による優勝決定戦のことを指すこともあります。
- キティ
- チームメートのミスやスプリットの罰金として徴収されるお金のこと。
- 先投げ
- 各ボウリング場で行われている「リーグ戦」は通常、毎週○曜日の○時スタートのようにスケジューリングされていますが、参加者の都合(他の予定が入っている等)によって参加出来ない場合があります。そのような場合の救済措置として、リーグのはじまる前(先)に当該分のリーグ戦分の投球を行っておくことです。ただ、各リーグによって回数に制限があったり、スコアにかかわらず負け扱いとなったり、といった制限がある場合があります。
- シュートアウト
- 3~4人程度を1つのグループとして試合を行い、上位1~2名が次のラウンドに進む方式。
- シュートアウトステップダラー方式
- ステップダラー方式の1つで、決勝進出となる人数が多いことが特徴です。3位決定戦からは通常のステップダラー方式と同じです。単に「シュートアウト」と呼ぶこともあります。
- スカッチ
- ボウリングのゲーム方式の1つ。団体戦で複数のプレイヤーが1投ずつ交互に投げる方式のこと。
◇ スカッチダブルス ~ 2人ペアチーム(ダブルス戦)で1投ごとに交代で投げるため、1投目のプレイヤーがストライクを出さない限り、1投目の人はずっと1投目、2投目の人はずっと2投目となります。 - スクラッチ戦
- 最もオーソドックスな試合方式で、単純にスコアの合計点で競うゲーム方式です。
- ステップダラー方式
- 各種大会等で採用される優勝者を決定するトーナメント方式の1つ。4名が進んだ場合、予選3位vs予選4位の勝ち上がった方が予選2位の人と対戦し、その勝者が予選1位の人と対戦して、優勝・準優勝・3位を決定する方式です。つまり、予選4位の人が優勝するには3度勝ち抜かなければならず、1位の人は1回勝てば良いという方式です。単純に考えると1位が当然優位になりますが、実際には勝ち進んできた勢いがあったりもします(先日PBAのテレビ決勝の放送を見ていた際に、解説者の方がある統計によると6割程度が勝ち上がってきた方が優勝する、と話してました。ただ、1位通過の方は少なくとも準優勝はできますね)。
※1位(トップシード)の方が敗れた場合は再戦する場合があります。つまり、勝ち上がった方は決勝で2連勝しないと優勝できない方式です。
- 総当り方式
- 参加者(またはチーム)が、全ての相手(チーム)と対戦する方式。総当りの途中、または最終ラウンドに、ポジションマッチ方式を挿入する場合もあります。
- ダブルイルミネーション方式
トーナメント方式の1つだが、1度負けたらそこで敗退となる通常のトーナメントとは違い2敗した時点で敗退となる方式。
ただし、決勝戦で敗者サイドから勝ち上がった人が勝った場合は、再戦(敗者サイドから優勝するためには2勝が必要だが、勝者サイドからは1勝でよい)となる場合があります。
- ダンピング
- アベレージによってハンディキャップが設定される場合に、より優位に(ハンディキャップを得る)するために、意図的にアベレージを落とすこと。また、「ドロッピングザボール」と同じ意味で用いられることもあります。
- トップシード
- (シュートアウト)ステップダラー方式において、第1位の位置でゲームを迎えるプレイヤーのこと。勝てば優勝、負けても準優勝となります。
- ドッグ
- チーム戦の時に、そのチームの中で一番スコアが悪かった人のこと。
- ナインコール (9コール)
- 1フレから9連続ストライクを継続した時に、館内放送でその旨の告知をすること。プレッシャーに弱い人からする「やめてぇ~」という感じのものですが・・・。
- ノータップゲーム
- ハンディキャップ付きの試合方式の一種で、1投目で9本倒れたタップ状態をストライクとして計算するゲーム方式。
- ハイフレーム
- チーム戦の試合形式の1つ。チーム内で一番得点の高いフレームをチームの得点にすること。
- ファールジャッジ (ファウルジャッジ)
- ファールの審判をする人のこと。
- ブラインド
- 体調不良・怪我などの理由でその対戦(ゲーム)を欠場すること。
◇ ブラインドスコア ~ 出場しなかったチームのメンバーに対して与えられるスコアのこと。出場していないメンバーの最低アベレージ者よりも10ピン~20ピンのマイナス点となるのが通常です。 - ベーカー方式 (ベイカー方式)
- チーム戦の試合形式の1つで、複数(3~5人程度)のチームで順番を決めて1フレームずつ投げていく試合形式のこと。「ベイカー方式」と表記することもあります。
- ポイント戦
- 奇数回(3~5回が一般的)の対戦を行い、各ゲーム毎に勝敗を決めてその合計で競います。総得点が多くても負けてしまうこともあります。
◇ 4ポイント方式 ~ 各1ゲームから3ゲームまでの勝ちに対して1ポイント(1×3)、トータルピンに対して1ポイント、計4ポイントを取り合い、順位を決定する方式。
◇ 3ポイント方式 ~ トータルピンを含まない、1ゲームから3 ゲームまでの勝ちに対して1ポイント、計3ポイントを取り合い、順位を決定する方式。
◇ ピーターソンポイント方式 ~ 各ゲームと、トータルピンの勝ちに対してのポイントが与えられると同時に、勝ち負けに関係なく、各ゲームのトータルピンに対してポイントが与えられて順位を決定する方式。
◇ ボーナスポイント方式 ~ 参加者の技量に応じ、一定の基準点が設定され、その基準点をオーバーした分の点数をプラス、下回った点数をマイナスとします。さらに、各ゲーム並びに、トータルピンの勝ちに対して、あらかじめ決められているボーナス点が与えられ、その累計スコアにて順位を決定する方式。ラウンドロビン方式でよく使われる方式。
◇ マッチゲームポイント方式 ~ チーム戦のみに採用されるポイント形式。4ポイントシステムに、個人の勝敗ポイントが加味される方式で、個人は、第1投球者同志、第2投球者同志というように、各ゲームごとのスコアとトータルピンの勝ち負けでポイントが付加され順位が決定する方式。個人のポイントを1にした場合、チームのポイントは2となります。 - ポジションマッチ
- ラウンロビン方式によってひと通りの対戦を終了した後に(または前回対戦終了時点で)、1位と2位、3位と4位、5位と6位、7位と8位というように、順位ごとに対戦する方式のこと。(シュートアウト)ステップダラー方式に進む直前の順位確定前に行われることのが通常であるため、対戦相手等とのポイント差を考えながらゲームを進行していくことになります。
- マッチプレー方式
- アメリカン方式の1つですが、通常のアメリカン方式では各フレーム毎で投球順番は変わりませんが、この方式の場合は、1フレーム目の第一投球者のみ1フレーム投球し、それ以降は2フレームごとで投球者が交互に投げる方式のことです。「PBA・TV決勝」で行われている方法のため「PBA・TV決勝方式」と呼ばれることもあります。
AさんがXレーンで1フレ投球→BさんがXレーンで1フレ投球→BさんがYレーンで2フレ投球→AさんがYレーンで2フレ投球→AさんがXレーンで3フレ投球・・・。 - ラウンドロビン方式 (ラウンドロビン)
- 大会の試合形式の1つで、決勝トーナメントに進む選手を決めたりするのに使われます。試合形式は「総当り方式」で、勝利ポイント(30点程度)の他にスコアポイント(200超え部分のプラス、200未満の場合のマイナスポイント)が通常加算(減算)されます。したがって、ビックゲームで勝利すると、一気に80~100ポイントを稼ぐことができる反面、200を下回るとマイナスポイント(150なら-50)となるため、順位変動の回数・幅が大きいことも特徴です。なお、ポイント上位3~6名程度が次のステップダラーに進み優勝者を決定します。
- リードオフマン
- 野球の1番バッターと同様、チーム戦で最初に投球するプレイヤーのこと。
- レーンチェンジ
- 投球しているレーンを変更すること。試合等で、レーンコンディションの違いによる不公平感をなくすために行われます。
- ロード
- 「ドッグ」を参照ください。